イタリアのワイン文化とカリフォルニアのテロワールが見事に融合。ナパ・ヴァレーを拠点に、カリフォルニア各地の優良生産者から厳選したカベルネ・ソーヴィニヨンを100%使用した逸品です。 紫がかった深いルビーの色調が印象的。プラムやチェリーの豊かな果実香に、バニラ、なめし革、タバコのアロマが重なり、複雑な香りのプロファイルを形成します。独自の熟成方法として、ステンレスタンクにフレンチとアメリカンオークの板を入れ、シュール・リーで6ヶ月間熟成させることで、樽由来の風味を絶妙なバランスで引き出しています。 口に含むと、しなやかなタンニンと円やかな酸が、ふくよかな果実味を優美に支えます。14.5%のアルコールがもたらす力強さと、イタリア的な親しみやすさが見事に調和した味わいが特徴です。醸造家ダリオ・デ・コンティの「柔軟性と適応性」という哲学が体現された一本です。 ステーキやラムチョップなどの肉料理、熟成チーズとの相性が抜群。15～17℃で供することで、このワインの魅力を最大限に引き出すことができます。カリフォルニアワインでありながら、イタリアのエスプリが感じられる、コストパフォーマンスに優れた逸品です。

標高700メートルに位置する「天井の果て」と呼ばれる畑から、フミーリャを代表するボデガが手掛ける珠玉の一本。1916年の創業以来、4世代に渡って受け継がれてきた伝統と、現当主ミゲル・ヒルがもたらした革新が見事に調和しています。 樹齢40年を超える古樹のモナストレルを主体に、厳しい環境と痩せた土壌で育まれたブドウは、凝縮感のある果実味を備えています。色濃いチェリーやプラムのジャムを思わせる香りに、黒系スパイスやスモークのニュアンスが重なり、複雑な香りのプロファイルを形成します。 口に含むと、完熟果実の滑らかな質感がアタックから広がり、4ヶ月のバリック熟成がもたらす繊細なタンニンとオークのニュアンスが、全体を優美に引き締めます。フミーリャのテロワールが育んだ豊かな果実味と、樽熟成による洗練された味わいが見事に融合しています。 ジビエや赤身肉のグリル、熟成チーズなど、しっかりとした味わいの料理と見事に調和します。16～18℃で供することで、このワインの真価を存分に引き出すことができます。伝統を重んじながらも、低収量栽培と現代的な醸造技術により、リッチさとエレガンスを両立させた逸品です。

フランス南西部の伝統品種を守り続けるプレモンが手掛ける、酸化防止剤無添加のピュアな一本。マディランの個性的な土着品種タナ100%から生まれる、力強さと優美さを兼ね備えたワインです。 紫がかった深いルビーレッドの色調が、グラスの中で存在感を放ちます。ブラックチェリーやカシスの黒色果実に、スミレの花の香り、鉄分を思わせるミネラル香が重なり、ピンクペッパーやシナモンのスパイシーなアクセントが複雑さを演出。30日間のマセラシオンにより、ブドウの個性が見事に引き出されています。 口に含むと、きめ細やかなタンニンとシャープな酸が、豊かな果実味を見事に支えます。ステンレスタンクでの10ヶ月熟成により、テロワールの表現が損なわれることなく、14%のアルコールがもたらす力強さと共に、バランスの取れた味わいを生み出しています。 醸造時から瓶詰め時まで一切のSO2を添加せず、ブドウ本来の姿をピュアに表現。ジビエや赤身肉のグリル、熟成チーズなど、しっかりとした味わいの料理と見事に調和します。16～18℃で供することで、このワインの真価を存分に引き出すことができます。フランスを代表する専門誌が認めた生産者の、自然派ワインへの情熱が詰まった逸品です。

トスカーナの伝統と現代性が見事に調和した逸品。カステルヌオーヴォ・ベラルデンガの地で、2種類の厳選されたサンジョヴェーゼ・クローンを巧みにブレンド。伝統的なCH-20クローンがもたらす確かな骨格と、モダンなF9クローンの豊かな果実味が、このワインならではの魅力を生み出しています。 グラスに注ぐと、ジューシーなベリー系フルーツの香りが華やかに広がります。サンジョヴェーゼ90%にカベルネ・ソーヴィニヨン10%を加えることで、トスカーナのクラシカルな風味と現代的なフレッシュさが見事に融合。樽を使用しない醸造により、ブドウ本来の純粋な表現が実現されています。 口に含むと、しなやかに熟したタンニンと爽やかな酸が心地よく調和。瑞々しい果実味とクリスピーな酸のバランスが絶妙で、杯を重ねたくなる親しみやすい味わいが特徴です。13.5%のアルコール度数が、このワインの力強さと優美さを支えています。 トマトベースのパスタや、グリルした肉料理との相性は抜群。16～18℃で供することで、このワインの魅力を最大限に引き出すことができます。ワインスペクテーターでベストバリューに選出された実績が、品質とコストパフォーマンスの高さを証明しています。

カルヴァリーナ火山の麓、アルフォン・ヴァレーに広がる畑で育まれた珠玉のピノ・ノワール。醸造家ジャンニ・テッサーリが火山性土壌のテロワールを見事に表現した逸品です。古代の火山が残した玄武岩質の土壌と、昼夜の寒暖差が生み出す特別な環境が、このワインならではの個性を育んでいます。 グラスに注ぐと、鮮やかな赤いチェリーの色調が目を引き、柿を思わせる野性味のあるニュアンスも感じられます。赤いベリー系果実の爽やかな香りが広がり、ステンレスタンクでの10日間の発酵と4000リットルの大樽での6ヶ月熟成により、穏やかな樽香が果実の魅力を優しく包み込みます。 口に含むと、冷涼感と果実味、ミネラルが絶妙なバランスで調和します。全体を引き締める酸が味わいにメリハリを与え、旨みの凝縮感が心地よく広がります。テッサーリ氏が彫刻家のように丹念に削り出した、火山性土壌のテロワールが見事に表現された味わいです。 料理とのマリアージュも楽しみな一本。きのこのリゾットや鴨のロースト、和牛の炭火焼きなど、繊細さと力強さを併せ持つ料理との相性が抜群です。16～18℃で供することで、このワインの魅力を最大限に引き出すことができます。2024年のリアルワインガイドでも高い評価を得た、コストパフォーマンスに優れた一本です。

伝統と革新が融合する土地、ヴェネトの恵みをたっぷりと受けて誕生した逸品。1908年創業のチェーロ・エ・テッラが手がける、オーガニック認証を受けた本格派メルロー100%のワインです。キャンポ渓谷の豊かな土壌で育まれた葡萄は、自然との調和を大切にしたビオロジック農法により栽培されています。 グラスに注ぐと、美しい赤紫がかったルビー色が目を楽しませます。熟したラズベリーやアメリカンチェリー、みずみずしいプラムの香りが広がり、爽やかなハーブのニュアンスが心地よい奥行きを演出。ステンレスタンクでの発酵・熟成により、果実本来の魅力を見事に引き出しています。 口に含むと、瑞々しい果実味と心地よい酸のハーモニーが広がります。細やかなタンニンが全体を優しく包み込み、バランスの取れた味わいを生み出しています。アルコール度数12%前後の軽やかな口当たりは、幅広い料理とのマリアージュを可能にします。 トマトベースのパスタや、グリルした赤身肉、熟成チーズなど、イタリアン料理との相性は抜群。また、和食の煮物や焼き物とも見事に調和します。14～16℃で供することで、このワインの魅力を最大限に引き出すことができます。環境に配慮した生産方法と、西アフリカ支援プロジェクトへの取り組みは、このワインの価値をより一層高めています。

1600年の歴史を誇るイタリアの伝統的スパークリングワイン、ロッソ・フォスコ・アマービレをご紹介します。クラシカルな製法を守り続けるカンティーナ・フォルミージネ・ペデモンターナが手掛ける逸品です。 鮮やかなルビー色の外観から、ブルーベリーやラズベリーの華やかなベリー系のアロマに、スミレやバラの優美なフローラルノートが重なります。15℃での低温発酵とマロラクティック発酵の意図的な抑制により、リンゴ酸由来のフレッシュな酸を際立たせる独自の醸造手法を採用しています。 アルコール度数8%、残糖度50g/Lという絶妙なバランスで、柔らかな甘みと爽やかな酸が調和。2.06バールの繊細な泡立ちが、滑らかな舌触りを演出します。ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ100%による、DOC規格の本格的な味わいが特徴です。 食前酒としてはもちろん、生ハムやサラミ、パルミジャーノ・レッジャーノなど地元エミリア・ロマーニャの伝統食材との相性も抜群。95%以上が甘口タイプという現代のランブルスコ市場にあって、伝統的なスタイルを守り続ける貴重な1本です。